この記事の続きです。
ハロプロを知らない子はこの子の演技がどんなものかというのを知らない方が多いと思うので、彼女がハロプロに所属してるときに出演した舞台での演技、歌を紹介したいと思います。
①我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~
作・演出 末満健一により2013年に上演された作品。
お互いの役を入れ替えて上演する作品でTRUTHverとREVERSEverがある。
~あらすじ~
1431年5月30日。
フランス北部ルーアンで、1人の少女が火あぶりにされた。
少女の名は、ジャンヌ・ダルク。
ジャンヌの死から5年後
今なおイングランドが占領しているメスの街。
その街に住む、花売り娘のジジは
かつてジャンヌが聞いたという
「神の声」に匹敵する幻影を見る。
歴史の陰に埋もれたもう一人のジャンヌ・ダルク伝説。
あんまり書きすぎるとネタバレになるからとても書きにくい。
まぁ・・・動画を紹介してるので軽くネタバレしてますが笑
あしからず・・・・
問題の核心的な部分は記載してませんのでその点は大丈夫です。
この公演はTRUTHverとREVERSEverがあり、TRUTHとREVERSEではやる役が違う。
言わば役替わりである。
簡単に言えば同じ話をキャストを入れ替えて上演するというものだ。
まずはTRUTHver
めいめいが演じる役はコンスタンス。
メス解放軍の中心メンバー。
主人公のジジと同じく、イングランド軍によるメス侵攻の折に両親を失う。
ジジを偽ジャンヌに仕立て上げようとする役だ。
その中の場面を紹介したいと思う。
最初に言うが田村芽実、当時15歳の中学3年生である。
そしてこのカンパニー最年少。
22秒あたりで「失礼ね!私は小さくなんかない!!」と言っているのがめいめい。
そして私は1分37秒あたりから始まる曲が大好きなのである。
この曲でのめいめいのソロを聴いて、私はびっくりした。
えっ!?アイドルの子がしかも15歳の子がこんなに歌えるの?となった。
主役ではないがとても重要な役でめいめいと一緒の役替わりを演じたBerryz工房の夏焼雅ちゃん(花乃まりあちゃんに似てる)に少し同情した。*1
そしてREVERSEver
ここでめいめいが演じた役はマリオン
ジジたちの前に現れる謎の女性。
教会の前で倒れていたところを神父たちに保護される。
パリからジャンヌに会うためにメスからやってきたというが・・・
REVERSEverでめいめいが演じたのは悪役。
TRUTHverのコンスタンスが率いるメス解放軍と対立する立場の役。
そして、メス解放軍に紛れ込むスパイでもある。
この動画軽くネタバレしてます。軽くですが笑
もう1回言います。当時中学3年生です。カンパニー最年少です。
34秒あたりで「あたしよ~」と現れるのがめいめいです。
もう一人だけ発声がちがう~~~~~。
当時中3というのが本当に恐ろしいですよ!!!!
これはマリオンの曲である。
表情も俊敏ですし、歌声も素晴らしい。
本当にこの子末恐ろしいなと当時思ったものでした。
演出家の末満さんが「田村だけ客演女優だった。」と語っている。
②LILIUM~少女純潔歌劇~
「我ら、ジャンヌ」から約1年。
モーニング娘。'14選抜メンバー×スマイレージ×ハロプロ研修生で上演されたもの。
作・演出 末満健一。
~あらすじ~
雨の降る森のサナトリウム。
吸血種の少女たちが療養するその施設で、シルベチカという少女が失踪を遂げる。
友人であったリリーは消えたシルベチカの行方を探すが、サナトリウムの少女たちは誰もシルベチカを覚えていないと言う。
果たして彼女は本当にいたのか?
それともリリーの妄想だったのか?
まるで醒めない夢の中にいるような幻惑に取り込まれるリリー。
少女失踪の謎が解き明かされる時、リリーたちの残酷な運命が浮き上がっていく。
この作品は末満さんがライフワークとしている「TRUMP」シリーズのひとつ。
なので、この作品を観る前に「TRUMP」を見るとより楽しめます。
そしてこの話は本当に救いようがない結末でして、
もうそれは絶望と言っていいくらいです。
私はこの公演の大阪公演大千秋楽を観て、あまりの凄さ残酷さ絶望で頭の整理が出来ず、自分の席から立って歩いていても何か心ここにあらず的な感覚になったのを覚えています。
この「TRUMP」シリーズは宝塚でやってほしいなと思うんですよね。
役少ないのでバウホールあたりで。
めいめいが演じたのはマリーゴールド
花言葉「嫉妬」「あなたを独り占めしたい」
人間とヴァンプの混血であるダンピール。
クランに入る前の人間世界でも、そしてクランに入った後も、
混血として迫害され誰からも愛されずに生きてきた。
そんな時に唯一手を差し伸べてくれたリリーに信仰にも近い愛情と執着を抱く。
リリーとスノウの間の分かち難い絆を本能的に感じ取ってかスノウを敵視する。
重要人物!!!主人公ではありませんが重要人物でございます!!
彼女のせいでこのお話しが思いもよらぬ方向に動き出すのです。
その中で彼女が出てくる曲を紹介します。
ニコニコ動画なのでコメント消して観てください。
ネタバレ書いてあるコメントが多々あります。
①Eli,Eli,Lema Sabachthani?
「神様、なぜ私を見捨てたのですか?」
末満演出にはキャストパレードといういわばOP曲があります。
この作品のキャストパレード曲が、この「Eli,Eli,Lema Sabachthani?」です。
最初にソロを歌うが主人公リリーを演じる鞘師里保ちゃん。(去年の年末にモーニング娘。を卒業)
その次にソロを歌うのがもう一人の主人公スノウを演じる和田彩花ちゃん。(現:アンジュルムリーダー)
めいめいは50秒あたりにソロがあり、そのままシルベチカ役の小田さくらちゃん(モーニング娘。の歌姫)とサビをデュエットします。*2
えーもう迫力がすばらしい!!!!
このキャストパレードの1番の見せ場だと私は思ってます。
サントラはハモってないのですが、本番ではハモっているのがまた素晴らしいです。
そして、間奏で行われるキャスト全員を紹介する演出。
宝塚でもやってほしい!!!!!
やってるのはあるとおもうけど、この曲でやってほしいのであります!!!
このOPでたくさんのフラグを連発させているので、見終わった後にもう1回見るとまたおもしろいです。
②TRUE OF VAMP
TRUE OF VAMP 略して「TRUMP」
TRUMPとは何かというのはこの動画であやちょ演じるスノウが説明してるので、観ていただけると嬉しいです笑
3分40秒あたりで出てくるのがめいめいです。
リリーにとてつなく執着するマリーゴールドはスノウを敵視しています。
その3人が歌う楽曲「TRUE OF VAMP」
3人でくるくる回りながら歌うのですが、そのときの表情が俊敏です。
あまりの美しさと怖さに共演した他のメンバーがあの表情はすごいと褒めていました。
歌唱力のぶつかりあいでこれアイドルの舞台ですよね?と思ったのを覚えています。
この曲が終わったあとに「やぁ、スノウ。」と言って現れる少年ファルス
演じているのはモーニング娘。のイケメン担当工藤遥ちゃん(当時15歳の中学3年生)
この物語の最・重・要・人・物!!!!
私はこの役を月組の朝美絢さんに演じてほしいのです!!!!
ということでその後の曲もチラっと観ていただけると嬉しいです笑
本当にくどぅー*3もいい芝居をします。
③もう泣かないと決めた
マリーゴールドのソロ曲です。
リリーに狂った愛情と執着をしているマリーゴールド。
しかし、あることがきっかけでリリーに拒絶されます。
その直後に歌った曲。
いろんなメンバーがこの舞台でソロ曲を歌っていますが、彼女だけなんです。
舞台上にたったひとりきりで1曲を歌いきったのは。
他のメンバーは途中で誰かが現れたり、目の前にいるキャストに向けて歌ったりする曲が多いのですが、彼女のこの曲は最初から最後まで客席にむかってひとりきりで歌っています。
舞台上には彼女しかいないのです!!!!
めいめいの期待値の高さが伺える1曲です。
そしてその歌声の演技力の高さが素晴らしかったです。
めいめい・・・恐ろしい子←
最後にファンの方が作ったLILIUMのスポットを(*^_^*)
この作品は本当におすすめです!!!
③SMILE FANTASY
リリウムから約4か月後。
そして、めいめいにとってもハロプロで最後の舞台となりました。
作・演出はこれも末満健一。
末満さんはアイドルの舞台をアイドルの舞台として作らない方で、
アイドルだからこれくらいでいいだろうという妥協は一切なく
アイドルの特性を生かしながらも一人一人の女優として演出していく方。
ハロヲタのみなさんが末満演出と言われただけで、もう期待をしてしまうのです。
そんな人が作ったアイドルファンのためのTHEアイドルなミュージカル。
スマイレージのメンバーが自分を演じ、そしてスマイレージの曲を歌うミュージカル。
だけど感動する作品です。
~あらすじ~
もうひとりの自分と出会う冒険。
アヤカ、カノン、カナ、アカリ、リナ、メイミの6人の少女たち。
アイドルとして人生を送る彼女たちは、
ある日不思議な世界へと足を踏み入れる。
そこは、もしも彼女たちがアイドルになっていなかったら
生きていたであろう「もうひとつの人生。」
彼女たちはif世界で、自分ではない自分の人生を生きることとなる。
確固たるストーリーがあるわけではなく、
もしも自分がアイドルじゃなかったらどんな恋をしていただろうという
恋バナ妄想を順番にしていく物語。
オムニバス形式っぽい形でそこにスマイレージの曲を挟んでいく。
THEアイドル舞台である。
スマイレージ最後の舞台がこれで良かったと本気で思う。
ありがとうございました!末満さん!!
そんな話のめいめいの恋バナがこちら。
スマイレージのデビュー曲「夢見る15歳」に合わせて演じています。
この和楽器アレンジがすごく好き。
オリジナルよりテンポが速くなっているのに難なく歌いこなすめいめい。
スイッチ入った瞬間に表情が変わるのもいいです。
めいめいの素晴らしさがつまってる1曲のような気がします。
この「夢見る15歳」で男役を演じてるのは福田花音ちゃん(2015年11月にアンジュルム卒業)
めいめいも男役を演じてるシーンがあるのですが、さすがヅカオタ!!
もう本当に宝塚の男役みたいで好きでした!!!!
アイドルのうちにこのミュージカルが出来て良かったなと個人的には思っています。
以上、田村芽実さんのミュージカル演技特集でした。
ニコニコ動画がほとんどですが、よかったら見てくださると嬉しいです。
そして本日、アンジュルムの個別握手会にいってきました。
宝塚話をしにめいめいと握手してきました(*^_^*)
めいめいはいま北翔海莉さんと望海風斗さんが好きなんだそうです
ゆーっくりかわいくしゃべってくれてなんか癒されました。
本当に彼女がミュージカル女優になるのが楽しみで仕方ないです!!
5月30日までしっかりと応援します!!
武道館も行くぞーーーーーー!!!!!!!